2005西武ライオンズ戦力分析
2005年3月5日 プロ野球戦力分析前コクド会長の堤義明氏が逮捕された事で、激震が走った西武ライオンズ。下手したらシーズン中に身売りが確定するかもしれないという不安定な状況下に置いてどれだけの実力を発揮するか?
■戦力分析■
2年連続日本一を目指す西武は特に大きな補強はなく、05年を戦う事になりそうである。
リーグ1位の防御率を誇った投手陣は健在。やはり光るものがある。エース松坂を大黒柱にベテランの石井貴・西口。張も昨年の活躍を期待したい。昨年10勝左腕帆足も計算できる。他にも許・後藤光・三井もこのままでは終わる訳には行かない。山崎など若手投手が実績を残して西口・石井貴を驚かせることになれば面白い事になる。またルーキーの涌井も先発として期待がある。これだけ揃えば期待度充分の先発投手陣営だ。
豊田という絶対的な守護神が相変わらず健在。豊田のバックアップに小野寺も控えており、中継ぎ陣の森・星野がいればひとまずは問題はない。他にも長田や大沼など昨年の活躍組や正津やライトなどの移籍組も期待される。あとはルーキーの山岸や岡本なども食い込んできてもらいたい。松川などはじっくり育ててきてほしい。
野手は全試合フルイニング出場した中島の成長が非常に著しく松井の穴はある程度埋まった印象が強い。ただそれは攻撃面だけの話であって守備はまだまだと言う印象。内野陣は失策が多く併殺もリーグ最低の数字になった。三塁フェルナンデスも失策が多く、守備力アップは急務と言える。一塁のカブレラは普通にすれば40本は打てる。心配する必要はない。問題はセカンド。このポジションを高木浩・平尾・石井義などで競うのかそれともベテラン上田やルーキー片岡が奪うのか見ものである。
一昨年、外野は人材不足という印象であったが選手が成長し層が厚くなった印象がある。レフトの和田は固定で後の二つのポジションを柴田・佐藤・赤田・小関などが固める。あと、貝塚も3割打った自信もあるがDHでの起用か?大島や高山も再度期待したい。強いては松坂健太も覚えておきたい。
捕手は細川と野田の併用でしのいだ印象が強い。どちらかが一本立ちする事が理想的であるが、時間は掛かるだろう。
プレーオフを勝ち抜いて日本一になった事がチーム内でどのようなムードになっているのかわからないが、「投手力」を中心にした勝つ野球を今年も展開するだろう。守備力を何処まで向上できるかがポイントと思われる。
ただ、これはあくまでチームが通常の雰囲気の場合の分析。元オーナーが逮捕されるという異常事態で現場サイドとしては困惑がないと言えば?がつく。こういう状況下に置いても「野球に集中する」という事ができるだけの大人の集団であれば問題無いが、デリカシーのないマスコミ陣の質問攻勢にどれだけ気持ちを切らさずに対応し、野球できるだろうか?今年の西武は見えない敵との戦いも強いられる事になりそうである。
2005年3月5日
-以上-
■戦力分析■
2年連続日本一を目指す西武は特に大きな補強はなく、05年を戦う事になりそうである。
リーグ1位の防御率を誇った投手陣は健在。やはり光るものがある。エース松坂を大黒柱にベテランの石井貴・西口。張も昨年の活躍を期待したい。昨年10勝左腕帆足も計算できる。他にも許・後藤光・三井もこのままでは終わる訳には行かない。山崎など若手投手が実績を残して西口・石井貴を驚かせることになれば面白い事になる。またルーキーの涌井も先発として期待がある。これだけ揃えば期待度充分の先発投手陣営だ。
豊田という絶対的な守護神が相変わらず健在。豊田のバックアップに小野寺も控えており、中継ぎ陣の森・星野がいればひとまずは問題はない。他にも長田や大沼など昨年の活躍組や正津やライトなどの移籍組も期待される。あとはルーキーの山岸や岡本なども食い込んできてもらいたい。松川などはじっくり育ててきてほしい。
野手は全試合フルイニング出場した中島の成長が非常に著しく松井の穴はある程度埋まった印象が強い。ただそれは攻撃面だけの話であって守備はまだまだと言う印象。内野陣は失策が多く併殺もリーグ最低の数字になった。三塁フェルナンデスも失策が多く、守備力アップは急務と言える。一塁のカブレラは普通にすれば40本は打てる。心配する必要はない。問題はセカンド。このポジションを高木浩・平尾・石井義などで競うのかそれともベテラン上田やルーキー片岡が奪うのか見ものである。
一昨年、外野は人材不足という印象であったが選手が成長し層が厚くなった印象がある。レフトの和田は固定で後の二つのポジションを柴田・佐藤・赤田・小関などが固める。あと、貝塚も3割打った自信もあるがDHでの起用か?大島や高山も再度期待したい。強いては松坂健太も覚えておきたい。
捕手は細川と野田の併用でしのいだ印象が強い。どちらかが一本立ちする事が理想的であるが、時間は掛かるだろう。
プレーオフを勝ち抜いて日本一になった事がチーム内でどのようなムードになっているのかわからないが、「投手力」を中心にした勝つ野球を今年も展開するだろう。守備力を何処まで向上できるかがポイントと思われる。
ただ、これはあくまでチームが通常の雰囲気の場合の分析。元オーナーが逮捕されるという異常事態で現場サイドとしては困惑がないと言えば?がつく。こういう状況下に置いても「野球に集中する」という事ができるだけの大人の集団であれば問題無いが、デリカシーのないマスコミ陣の質問攻勢にどれだけ気持ちを切らさずに対応し、野球できるだろうか?今年の西武は見えない敵との戦いも強いられる事になりそうである。
2005年3月5日
-以上-
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