その1からの続きです。

・末高斗夢(ホリプロコム)漫談:ダジャレコレクション 7点
 お決まりの「すえたかと〜む♪」のテーマで繰り広げられるダジャレコレクション。覚えている範囲で「お玉・下駄(おったまげた)」「小帽子(消防士)」「大きいボンド(大木凡人)」「無臭・釜8つ(ムッシュかまやつ)」「アイワ勝(愛は勝つ)」「流れサ行(流れ作業)」
 しかしこれだけの道具をよくNGKまで運び込んだものだと感心します。

・国崎恵美(吉本興業 大阪)コント:バカップル 7点
 バカップル振りを赤裸々に演じるコント。傍から見ているとノイローゼ気味に感じられる。かなりの笑いの量があったと思われる。
14期卒の新喜劇団員であるが、今後の活躍の舞台に期待したい。

・なかやまきんに君(吉本興業 大阪)漫談:筋肉ポーズ専門学校 6.5点
 特にオチがないといういつも通りの勢いネタでした。しかし、相方の筋肉は毎回凄い仕上がりだなと感じる次第です。どれだけトレーニングしているんでしょうね。

・中山功太(吉本興業 大阪)コント:【NEET】ニートの実態 8点
 近年増えてきた【NEET】ニートの日常風景についてDJ風のツッコミの入るコント。この日一番面白いネタだったと思う。次々にDJ口調で奏でられるツッコミはテンポも良く引き込まれて行った。決勝に残ってほしい。

・ネゴシックス(吉本興業 大阪)コント:郵便物 7.5点
 郵便物が届いてきた設定コント。次々にテンポ良く郵便物にツッコミを入れて行くテンポが良かった。途中から書類を止めるボタン式封筒も出てきてそこからの連続技に笑わさせられた。確実に去年以上の面白さがあり勢いもあると思える。

・ヒロシ(サンミュージック)自虐的漫談:「ヒロシです」 7.5点
 一気に昨年のR-1でブレイクした芸人さんですね。この出演者の中で一番全国ネットの番組に出ているのではないでしょうか?いつも通り「Che vuole questa musica stasera」の音楽にのって淡々と芸を繰り広げる。はじまって直ぐにネタも言っていないのに爆笑されたと言うハプニングをキチンと拾い上げたのが、成長の証なのか?しかし、人気もんになりましたね。

・松本美香(松竹芸能) コント:生物学研究発表(お笑いファンの生態) 7点
 松本美香ワールドに引き込まれていきました。お笑いファンは「おかん型」「評論家型」「ミーハー型」と3つの生態に分けられるようです。という訳で私は「評論家型」なんでしょうね(笑)。「残す・残さん」というフレーズから「給食依頼や」というツッコミに笑わさせられた。

・南野やじ(吉本興業 東京)漫談:お経漫談(冠婚葬祭) 7.5点
 弟の結婚式での9割実話のノンフィクション漫談。漢字から奏でられる世界に魅了させられた。正直、自信満々の表情で舞台から降りていく姿は、今年の優勝候補に含める必要があると思う。

・若井おさむ(吉本興業 大阪)コント:ガンダム芸(アムロ居酒屋バイト) 7.5点
 2回戦とほぼ一緒だが、面白さは継続中。しかしガンダムを知らない世代の方は入り込める量が低いかもしれないが、昨年までのアムロに頼った芸風ではなく、キチンとコントが出来ているので個人的には期待したい。

・横木ジョージ(吉本興業 大阪)漫談:景気回復 5.5点
 見た目から反則技の「吉本の小泉純一郎」。手品をする方らしく最後にケーキを復活させる手品をした。しかし4分15秒は過ぎていたと思うけど、暗転はしなかった。この辺りのルールを厳密にした方がいいと思う。

・兵動大樹(吉本興業 大阪)漫談:びびりの話 7点
 ベテランさんだけあって、良く声が出ています。漫談というかフリートークに近いがお化け屋敷で怖い経験をした話を中心にしていました。「膝で10M走った」が最後までうまく残像として残っていました。

以上30人の芸人さんが準決勝に挑戦しました。明日、東京で開催される準決勝を含んで、決勝戦に進出できる芸人は「8人程度」。
さて誰が、残るのでしょうか?

14日にR-1のHPで発表されるようです。

 -以上-
さぁR-1ぐらんぷりの準決勝大阪大会のレビューを書きますよ。どうぞご覧下さい。

では、各コンビのレビューを書きますよ。長くなったら二つに分割しますので、ご了承願います。あと、素人の癖に寸評をつけてい
ます。もしご本人や関係者の方が見られて気を害されるかもしれませんので、予めご了承願います。
(私の10点満点評価もご覧下さい。)

・藤原・F・オニオ(アマチュア)コント:軍法会議 6.5点
 戦場でおこうな軍法会議を学級会チックに描写していた。正直、小学校の頃を思い出させてもらえたのが良かった。しかし、NGKの舞台のトップバッターでアマチュアとしてよく頑張っていたのではないかと思う。

・追い風三等兵(南海キャンディーズ・山里)(吉本興業 大阪)コント:ニラの授業 6.0点
 兵隊のスタイルで授業を行なうコント。実際、何の授業でも同じように力技で持っていける節がある。面白さはあったが、これで決勝戦進出できた場合は視聴率用の人選に思える。

・友近(吉本興業 大阪)コント:抗議電話 7.5点
 いつも感じる事なんですが、友近のコントは単純な構成では無い場合が多すぎる。しかも凄くニッチな人向けの笑いになる。個人的には笑いどころの沢山あったネタと思えるが、全体的に笑いの量が少なかったので少し気がかり。今回は「スーパー玉出」と「トイザラス」と「横浜ベイスターズ」等に抗議していた。個人的には大爆笑はなかったが普通に合格する気がする。

・ハローケイスケ(吉本興業 東京)アンケート漫談 6.5点
 いつも通りの芸風。アンケートを取りながら色々笑いを取っていく。途中でクリボーの登場もそろそろ違うキャラにしてほしいと私は感じている。

・了解しましま(吉本興業 大阪)漫談:もしもシリーズ・ツッコミの種類 5点
 2回戦とほぼ同じネタ。もしもシリーズで少しネタを変えていた。まぁ大工さんのツッコミとかはそれ程ツボにははまりませんでした。まぁここまで良く頑張ったでしょう。

・帽子屋お松(アマチュア)コント:座頭市 6.5点
 2回戦とほぼ同じネタですが、面白かったです。勝新のモノマネを大分やっていましたが、少し訳が分からない言葉を連呼する事でその言葉の虜になりそうでした。また違うネタを見てみたいものです。

・宮戸洋行(NSC)コント:スピード違反したタイ人似の人 5点
 2回戦とほぼ同じネタ。少し、NGKの大箱向きではなかったのかウケ具合が微妙でした。まぁNSC生ですし、今後に期待したいですね。

・大木三郎(吉本興業 大阪)コント:飛田新地のオバはん 5.5点
 2回戦とほぼ同じネタ。少し、若い女性陣が多かったためかウケ具合が微妙な感じ。個人的には出てきた瞬間から笑ってしまうくらいその異空間に引き込む観察力は素晴らしいと思う。ただ全国ネットでは放映できないネタですね。

・小籔千豊(吉本興業 大阪)コント:女子大寮での出来事 6点
 女子大の寮で、面白王を決めるという設定のコント。連続してボケ合戦をしている感じ。ボケの中身は2回戦で使っていたものも含まれている。朝の連続ドラマも頑張って。

・SOGANO妹子(アマチュア)コント:父の敵 6.5点
 2回戦とほぼ同じネタ。まぁ連続してたたみ込むボケはテンポが良かった。オチもきちっとしているのでアマチュアとは思えない実力はあると思われる。

・ちゃいますねん八木(吉本興業 大阪)漫談:釣り川柳 5.5点
 サバンナ八木ではありません。ご注意ください。釣りスタイルで色々川柳を言う設定。受けなければ「リリース」と言えるのである意味どんなボケも滑らない様なリスク回避をしている。

・中田なおき(吉本興業 大阪)漫談:音響との戯れ 5点
 スール姿で出てきたので、思わずM-1のMCのように見えてしまいました。カウス師匠のモノマネも入れながら、音響が奏でる物語と言った感。まぁ正直他の人と比べたら辛いものがあります。

・H.G (住谷正樹)(吉本興業 大阪)漫談:ハードゲイ 7.5点
 相変わらずのハードゲイネタ。明らかにNGKの空気が変化したように感じる。「継続はハードゲイなり」等と言っていた。ハードゲイキャラでCMに出るという設定では、「551蓬莱ある時・ない時」で嬉しさの表現を腰の振り具合で表していた。超高速になるとゆっくり見えるだけの腰の振り方になり楽しそうだった。

・O・D・A(アマチュア)漫談:つぶやき系 6.5点
 HGとのギャップが大きく、凄く面白かった。お気楽記念受験と思っていたら準決勝まで出てしまったようです。米朝首脳会議は米朝師匠とざこば師匠の会議と思っていたらしいです。2回戦でネタが飛んだ演出はもしかしたら本気だったのだろうか?

・テント(吉本興業 大阪)漫談:テントワールド 7.5点
 お笑い界のツチノコ芸人「テント」の独自の世界。「義務教育ちゃうからわからん人は追いてくよ」というフレーズは心にしみます。モノマネもしたし、最後は人間パチンコで「7」を揃えていました。約2週間でテントさんを二度も見れて良かったです。

・竹井輝彦(松竹芸能)コント:謝罪記者会見 5.5点
 ほぼ2回戦と同じネタ。矢沢風に謝罪記者会見に挑み、マザコンな事を追求されていた。オチは途中で予想できたけれども面白かったですよ。

・桂三若(吉本興業 大阪)落語:腹立つ話 7.5点
 仮に落語枠と言う言葉があるのならば有力候補になるでしょう。2回戦と同じようなネタでしたが小さな部分で修正していました。落語家らしくオチもキチンとしていたので個人的には残ってほしいと思っています。しかし、1年ほど前に三若さんと八光君の落語ソロライブ行きましたが、噺家として実力差はどんどん広がっている気がしますね。

・加藤たかこ(吉本興業 大阪)コント:バネ売場 7点
 わけのわからないコントと称して、バネ売場の店員の姿を描写していた。しかしこの芸人さんは不思議な世界へ導くのが本当に上手ですね。今後どういうジャンルで活躍されるのだろうか?

・後藤秀樹(吉本興業 大阪)漫談:マスクマン 6.5点
 マスク漫談でお馴染み?の後藤さん。正直2回戦の時の様にマスク漫談しながらボヤイテいくほうが良かった気がします。AVのタイトルにツッコミを入れるネタになった瞬間、若い女性達が困惑したような印象を受けた。

続きはその2に続きます。お楽しみに。

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