秋季近畿地区高等学校野球大会 観戦記その1
いい天気。スポーツの秋だよね。

というわけで、こんな日は紀三井寺球場まで車を走らせて野球観戦です。今日は近畿大会のベスト8の3試合です。この試合を勝てばベスト4になるのでほぼ甲子園への切符を確実にする決戦といってもいいでしょう。

相変わらず、あほみたいに公園内が車だらけで駐車スペースなんかあったもんじゃない。ここの施設はほんまに車以外のアクセスが不便だから仕方ないんだけどね…。もう少し改善してほしいものですね。

平成18年度 秋季近畿地区高等学校野球大会

会場 和歌山県営紀三井寺球場

第一試合 ◆北陽高校 0−5 報徳学園高校◆

報徳 000 030 110=5 H14 E0 
北陽 000 000 000=0 H 9 E2

【報徳】近田−糸井
【北陽】秋本−八木
【本塁打】(報徳)竹田2ラン、片山ソロ
【写真】報徳学園が勝って校歌を歌うところ
青文字は見れていないイニング

とりあえず、駐車場渋滞に巻き込まれた加減もあり球場に入場できたのが4回表でした。
ですからそれほど詳しく報告は出来ません。

5回表に報徳がエラーとホームランで三点をもぎ取ってました。

粛々と試合進行していたのですが、北陽は得点圏に走者を進めるもなかなか得点にならないという状況で拙攻が続いてもどかしい展開。

そんな中7回表に報徳がソツのない攻撃で4番の一振りで得点し、8回にも片山選手の本塁打で得点を重ねそのまま逃げ切ったわけです。

これで報徳学園はベスト4進出でほぼ選抜の出場を決めたのであります。

北陽は地域的な関係と完封負けがどのように左右するかといった状況。

春先に北陽高校にイタ電はしないようにしてください。

では続きはその2の第二試合をご覧ください。

-以上-
秋季近畿地区高等学校野球大会 観戦記その2
平成18年度 秋季近畿地区高等学校野球大会

会場 和歌山県営紀三井寺球場

第二試合 ◆市川高等学校 10−3 智辯学園和歌山高等学校◆

和智辯 003 000 0=3 H10 E1 
市 川 410 410 0=10 H13 E2
【7回コールド】
【和智】松本、芝田−植芝
【市川】寺口、河津−八木
【写真】5回表に市川の八木選手がレフト前ヒットを打つ瞬間

私の友人が市川高校で教諭をしている加減で、多少市川びいきの観戦スタイル。

そんなわけで試合開始。

【1回】
和智辯は1番植芝選手を四球で出塁させるも盗塁しもからみ、この回2四球を得たにもかかわらず特に得点ならず。
市川の八木捕手はよく植芝選手を二塁で刺したと思うが、実際微妙な判定だったと思われる。
その裏、1番の八木選手が出塁し、送って二塁。その後ヒットなどを続けて気がつけば4得点。市川打線のつながりに驚きを感じた次第。

【2回】
和智辯は4点のビハインドを返そうと躍起となるが、なかなかそう簡単にはいかない。得点ならずで攻撃終了。
市川は再び1番の八木選手を軸にチャンスを拡大し一死満塁のチャンスで4番の北選手が押し出しを選び1点追加。市川がいいムードで試合をすすめていることに喜びを感じる。

【3回】
和智辯はついに反撃開始。連打を含んでこの回3点を返す。2死から投手が河津投手に交代して反撃を食い止めた感じ。
市川は三者凡退。ここで流れが和智辯に向くかなと思われたが…。

【4回】
和智辯は走者を三塁まですすめるも得点にならない。今日の和智辯は何かチグハグ感を感じさせられる。
市川はこの回打者一巡の猛攻。1番八木選手が粘りに粘って四球を選び、そこから波状攻撃を浴びせてこの回4点。和智辯相手にコールド勝ちが見えてきた瞬間でした。
しかし、この1番八木選手は途轍もなくいい選球眼をもっているなぁ。

【5回】
和智辯はヒットを打つがどうにもならない。
この回またまた1番八木選手からの打順。しっかりレフト前ヒットでこの試合出塁率10割という結果に。この回後続が続き、1点を獲得しついに7点差。コールド勝ちが現実味を帯びてきた次第。

【6回】
和智辯は三塁まで走者をすすめるが、本塁憤死などもあり無得点。このままコールド負するのか・・・。
市川はこの回三者凡退。7回を抑えればついにベスト4が見えてくるはず。

【7回】
和智辯は市川の河津投手の投球に翻弄されまくり。カーブとかチェンジアップを中心に組み立てられる配球に手も出ない。そんなわけでこの回も無得点で。コールド成立。

市川高校がついにベスト4に進出したのであります。

恐らく市川高校はこのまま不祥事などなければ、春夏あわせて初めて甲子園に出場する事になりそうです。
是非ともフロックではないという所を証明してほしいものです。

いやはやこの勝利には非常に興奮した次第です。

では第三試合は続きをご覧ください。

-以上-
秋季近畿地区高等学校野球大会 観戦記その3
平成18年度 秋季近畿地区高等学校野球大会

会場 和歌山県営紀三井寺球場

第三試合 ◆近江高等学校 6−13 大阪桐蔭高等学校◆

近 江 200 130 00=6 H7 E3 
大桐蔭 205 210 03=13 H11 E1
【8回コールド】
【近 江】橋本、野口、小熊−堀
【大桐蔭】中田、石田、那賀−岡田
【本塁打】(近江)川村2ラン
     (大桐蔭)山口2ラン、生島3ラン、丸山ソロ、那賀ソロ、中田2ラン
【写真】8回コールドを決める大阪桐蔭中田選手のホームラン

あの中田翔選手がいる大阪桐蔭の新チーム。どんな具合になっているのか初確認です。

【1回】
近江は、先発の中田投手を攻め立て二死から四球で出塁し、4番川村選手が目の覚めるような一発で2得点をもぎ取る。大阪桐蔭のペースにはさせないという意地を感じさせられました。
河って大阪桐蔭も屋らしい野球を展開し、エラーがらみで2得点し、同点に追いついた。この失策がなければ少しは近江ペースになったかも知れないね。

【2回】
双方特に動きなし。

【3回】
近江は走者を出すも結果的に三人で攻撃を終える。そろそろ大阪桐蔭打線が爆発しそうな雰囲気に…。
大阪桐蔭が打線爆発。失策と送りバントで得点圏に走者を進めて、3番山口選手が弾丸ライナーをライトスタンドに掘り込む。場内がどよめいた瞬間でした。
その後も走者を二人ためた場面で6番生島選手がライトのポール直撃の大きなホームランでこの回5点目。この打線はどこからでも点が入れれる印象を受ける

【4回】
近江はヒット2本で好機を得て8番山口選手がセンター前にタイムリーヒットを放ち反撃ののろしを上げる。
この試合は乱打戦になる様相が出てきた。
大阪桐蔭はこの回も1番那賀選手が一死からヒットを放ち、橋本投手をマウンドから降ろす。近江は野口投手をマウンドへ送る。その橋本投手からヒットと敬遠四球で満塁の好機を掴み、5番の堀選手がしっかりレフトへタイムリーヒットを放ち2得点。ソツのない攻撃で近江を突き放す。

【5回】
大阪桐蔭投手交代。中田投手から石田投手に。
近江は代わった石田投手が四球連発でバント処理が石田投手の悪送球になり、1点。押せ押せムードで4番川村選手がタイムリーを放ち2点目。5番の浦井選手が見事にスクイズを決めて3点目。6番堀選手が四球を選んだところで、投手交代。那賀選手がレフトからマウンドに上がる。
代わりばなセンターフライのあと二塁ランナーが三塁へ進塁を試みるも離塁が早かった為、アウトでチェンジ。
結果的にこのプレーが痛かった。
近江は野口選手に代打を告げた加減で投手交代。小熊投手がマウンドに上がる。
大阪桐蔭としては追い上げてくる近江を突き放したい。小熊投手をリズムに乗せる前に8番丸山選手がレフトへ本塁打を放つ。中田選手が活躍していないのにこの大味な展開に対して大阪桐蔭打線の凄さを感じ始める。

【6回】
近江は那賀投手に三者凡退。
大阪桐蔭は四球で走者を一人出し、送りバントで打者中田選手。ここで本塁打を期待したいが、キャッチャーフライで凡退。

【7回】
近江はヒットとワイルドピッチで得点圏に走者を進めるが、那賀投手に抑さえ込まれる。
大阪桐蔭はこの回三者凡退。コールド勝ちは無理かな?

【8回】
近江としては早めに得点を重ねて追い上げたいところ。先頭打者をヒットで出塁させて送りバントする作戦はその意思の表れと思える。三塁まで走者を進めたが得点ならず。
大阪桐蔭はコールド勝ちに向けて最後の攻撃。1番那賀選手がレフトへ大きなホームランであと2点。二死から3番山口選手がヒットで出塁し、ホームランが出れば7点差のコールド確定の場面で打者は中田選手。「ここで打ったらサヨナラホームランやね」といっていたら右中間に文句なしのホームラン。これによりコールド確定で試合終了。

いやはや、この大阪桐蔭というチームの打線は驚異的ですね。
投手力に多少の不安を感じさせられたが、このチームは甲子園で大暴れしてくれそうな予感がします。

この打線を市川の両投手は何点で抑えることができるのか、八木捕手のリードに期待したいところです。

しかしながら紀三井寺球場のコンクリートシートに3試合。なかなかお尻と腰に負担がかかった日曜日でした。

-以上-

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索