韓国ぶらり徒然の旅(2日目)
韓国野球観戦の旅。二日目。

←写真は板門店にて撮影した北朝鮮の兵士の姿

旅も二日目。前日の晩に決めた今日のスケジュールは以下の通り。

・午前〜15時ごろまで 「板門店見学ツアー」
・15時〜18時ごろ  「ソウル市内を適当に観光」
・19時〜       「蚕室(チャムシル)野球場にて野球観戦」
・試合終了後      「市場でグルメな晩御飯&夜の街を満喫?」

こんな感じ。ソウル市内の観光なんか何も考えていない。ひとまず板門店に行く事と蚕室野球場で野球観戦するくらいしか決まってないようなもの。ただ今日も天気予報は雨の予報さてさてどうなることやら…。
※板門店とは韓国と北朝鮮の非武装地帯にある村の名前
 詳しくはウィキペディアで知識を得てください。
 URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/板門店
 つまり北朝鮮を見に行ける場所

6時半に起床し、ソウル市街地へ適当に移動。何でこんなに早起きかといえば、板門店ツアーが8時40分に集合らしい。朝ごはんなど食べることを考慮したらこれくらいの時間になるみたい。眠いね。

朝ごはんは友人に案内されてソウル市街地にある「干しタラのお粥」を食す。疲れた体には良い朝食である。
ロッテホテルの板門店ツアーの受付に行った所で、友人は会社へ出勤。また我々二人での冒険になる。ただ、板門店ツアーは日本語のガイドがつくらしいのでそれ程心配要らないかな?

ツアーバスは2台出るらしく私のバスは1号車。2号車は日本人オンリーだが、1号車は様々な人種が混在している。若干日本人が多いような感じ。
板門店に行くのには焼く1時間〜1時間半程度バスに揺られて日本語と英語のガイドが交互にお話をしてくれます。その説明を聞いていると朝鮮戦争の韓国側の見解を聞く事ができ非常に勉強になった。ちなみに朝鮮戦争は「終戦」したわけではなく「停戦」しているらしいです。だから38度線を境に非武装地帯が引かれているようです。

その北朝鮮との境目まで行くんですが、諸注意事項が色々あるようです。

1.勝手な行動をしない。
2.兵士の言うことには絶対服従
3.撮影許可のない場所では写真撮影はNG
4.北朝鮮に向かって指差ししてなならない
5.兵士の背後に入ってはならない
6.如何なる事が発生しても文句を言わない

他にも色々言われましたが、簡単に言うと6番目の如何なることが発生してもという部分。これはトラブルなどに巻き込まれて命を落としても良いという事。ちゃんと署名まで書かされます。つまりそれ程の緊張感のある地域へ足を踏み入れるわけです。軽いタッチで行っていたらえらい目にあうような気がしてき始めた。この辺りから観光ではなく見学である理由がわかり始めてきたしだい。

幾つかのパスポート確認スポットをクリアしていよいよ非武装地帯で最後の板門店の説明。各国の言葉でのアナウンスがあるので非常にわかりやすい。
さぁバスを乗り換えて南北の共同警備区域に到着。小雨降りしきる中、厳粛に北朝鮮との境目まで行く。兵士などが数多くおり、途轍もなく緊張感が走っている。ここでチョケタら殺されそうな気がした。ネタにならない。
ちなみに南北の境目にある会議室みたいな場所に案内してもらえた。この部屋は南北の会議をする際にお互い敷地の境目に机を並べて決め事するみたい。そんな場所まで見学できるとは商売上手というか歴史を正確に認識してほしいのかわからないが流石である。
(写真撮影もできたわけでその部屋から北朝鮮の兵士が南北の境界線のぎりぎりに立っている姿を撮影したものです)
ちなみに北朝鮮側からも見学ツアーがあるのですが、北朝鮮がこの会議室を使っているときは南は使用不可。逆に南が使っているときは北は使用不可らしい。

一通り写真撮影した後は、それぞれのゆかりある場所でバスがゆっくり走ったりして撮影許可が出る。
凄い様々な思いを感じて同じ民族が南北に分かれており、簡単には統一できないことを実感する。

その後、非武装地帯内にあるお土産屋で板門店グッズなどが販売されている。この辺りは商売上手なんでしょうね。日本人はいっぱいものを買ってました。私らも少しお買い物したわけです。移動後、昼食を取りソウル市内へバス移動。本当に考えさせられるツアーでした。

ソウル市内についてどこに行くか考えていると怪しげな韓国人に話しかけられ、パチモンのブランド品を扱っている行商と名刺をもらえる。ただ、ブランド物なんか全くいらない私たちは相手にすることなく地下鉄に乗車して東大門(トンデムン)市場方面へ移動する。なぜ東大門を選んだかというとそこに韓国野球のメッカ、東大門や球場があるのでひと目みようという野球ツアーの部分もあるわけです。

東大門運動場駅を下車した後は、人が行きかう所どこに野球場があるか探してみた結果まさに駅の真上にあるという一等地。この近さはかつての大阪球場クラスかもしれませんね。マジで近い。

折角だから正門付近まで行ってみるとなんと現在なんか良くわからないけど試合をしているみたい。どうせ行くところもない訳だから野球観戦をする事に。内野自由席5000ウォン(日本円で約600円)。まぁ悪くない金額でしょう。ここの試合観戦についてはまた別途観戦記でふれたいと思います。

野球観戦も終えて、東大門市場をウロウロと散歩してみる。それ程物欲の強い二人ではないので正直それ程面白くない。別にほしい物があるわけではないのに市場を歩いていたら疲れた。時間も良い頃合になってきたので、蚕室野球場へ向かうことにした。天気は夕方から悪くなるといっていたけど全く気にすることなく野球場へ。我々が行けば天気は良くなるのだという変な気持ちを持ちながら。

地下鉄乗車も手馴れたもの。適当なハングルも伝わるようになってきて切符購入。電車で揺られること約20分くらいで到着。球場の周りには屋台などが多くあった。
コチラの野球観戦記も別途記載します。

さて、野球場で仕事終わりの友人と無事に合流し、試合観戦後は再び夜の街へ繰り出すことに。今日はヒラメのお造りが食べれるお店へ案内頂けた。ちなみに機能の店同様、ヒラメのお造り頼んだだけやのに付出しのサービスなのか沢山の食べ物が山のように出てくる。これはこれで凄い。韓国流のもてなし方なんでしょうね?

腹がいっぱいになったところで、飲みなおしにBARへ移動。ボトルキープしていたジャックダニエルを飲みながら日本語の話せるバーテンダーと会話を楽しむ。本当に異国の地にいるのかな?と思うような不思議な感覚になる。外国語って話せるようになりたいなと改めて思った次第です。なんか勉強しようかな?
26時30分頃に飲み終えて、帰宅後消灯したのは26時以降でした。

明日の予定何も決めずに先輩も友人も勝手に寝てしまった。どーなるの?明日の予定って感じで疲れきった2日目でした。

明日は天気悪いみたいだけどどうなるのだろう?

-以上-
【韓国大学野球】大統領杯 全国大学野球選手権 観戦記
コチラは野球観戦記です。
先に韓国ぶらり徒然の旅(2日目)をお読みいただけることをお勧めいたします。

東大門野球場は高校野球の聖地であるという情報は予め仕入れていましたが、恐らく今日の野球は高校生にしては体格が良すぎる。恐らく大学野球かな?と思っていたら後でわかったことですが、入場券に大学野球選手権と書いてあったので恐らく大学生でしょう。

第40回 大統領杯 全国大学野球選手権 東大門野球場 観衆:まばら

◆慶熙(キョンヒ)大学 1−4 キョンソン大学◆

キョンヒ 大 000 000 010=1 H5 E2 B2 
キョンソン大 000 020 00X=2 H4 E1 B8
青字は見てない部分
【写真】東大門野球場のスコアボード

手元に選手名鑑がないから詳しくはわからないけど、我々が球場に入ったのが5回裏の開始時。そこからキョウヒ大学の背番号47の投手が、キョンソン大学の3番打者背番号34の選手に二塁打を打たれて二失点。手元に選手名鑑などないので、なかなか選手名が把握できない。せめて背番号だけでもと思いスコアシートに書き記してました。

キョウヒ大学も8回に連打でチャンスを作り、3番打者背番号6の選手が遊ゴロを打って1点を返し尚も二死三塁だったが、4番の背番号35の選手があえなく三振。

この後は特にヤマ場もなく試合終了。1点差だったからそれなりに緊迫した最後の攻防になることを期待したんだけどあっさりした攻撃だった。

しかし、まさに街のど真ん中にある野球場で、交通アクセスは最高に良いですね。
両翼は球場の壁には98mと記載されており、中堅は二箇所110mと書いてあったので一番深いところは110m〜115mの間くらいじゃないのかな?
全て人工芝ですが、スタンドから見ただけでもあまり綺麗とは言えない芝の状況の野球場。
こんなに便利な場所にあるんだからプロ野球でも使えばいいのにと思うのだが、逆に真ん中にありすぎて困るのかな?

いずれにせよ、予定していない野球場まで足を運べて非常に良かったと思ってます。
こういうサプライズも予定のない旅行の醍醐味ですね。

しかし、「韓国まで来て大学野球見るか?」と友人にツッコミを入れられたのは言うまでもありません。
さて、次なる観戦記は蚕室野球場での韓国野球です。

-以上-
【韓国プロ野球】斗山ベアーズvsKIAタイガース 観戦記
コチラは野球観戦記です。
先に韓国ぶらり徒然の旅(2日目)をお読みいただけることをお勧めいたします。


二日連続の野球観戦。この試合は最初から最後まで見れそうなので少しうれしいですね。
不安視されていた天気も蒸し暑さがあるものの天気は悪くなくナイター日和になった次第です。

地下鉄から降りて球場に行くまでの間に数多くの屋台が点在。雰囲気で言うとビアガーデンみたいな感じかな?
その辺りからダフ屋のババアがうろついていた。やたらと話しかけてくるけど、鬱陶しいから無視ししておいた。
やっぱりオフィシャルから購入するべきですからね。ツマラン事でケチつけられたくないしね。

チケット売り場で無難に内野自由席(6000ウォン=約720円)を購入していざ入場。

2006年 韓国プロ野球 蚕室(チャムシル)野球場 観衆9368人

◆トゥサン(斗山)ベアーズ 1−0 キア(KIA)タイガース◆

KIA  000 000 000=0 H6 E0 B5 
斗山 000 100 00X=1 H3 E0 B3

【KIA】(敗)チャンムンソク(張文碩):24、キムジンウ:34、イサンファ(李相和):46
【斗山】(勝)イヘチョン(李惠踐):59、(H)キムスンフェ:16、(S)チョンジェフン(鄭載勲):41
【写真】元中日のイジョンボム(李鍾範)が打席に入る際のスコアボード

トゥサンとLGがホームスタジアムとして使用している野球場でソウルでのメインの野球場らしいです。
今日はトゥサンのホームゲームでいざ観戦。

相変わらず、試合開始前にうろついたのですが、この球場は特に目立ったフードはない模様。ケンタッキーやバーガーキングなどのファーストフードやGS25やったかな?売店みたいな店くらいが私の座ったエリアの近くの売店でした。綺麗な店構えの店が多いです。
ちなみにビール500mlで3000ウォン(360円位)で缶と紙コップをもらえるって感じ。

さてさて試合ですが、簡単に言うと投手戦?貧打戦?というような試合でした。

【1回〜3回】
KIAは2回に連打でチャンスを掴むが併殺打で得点ならず。
トゥサンは初回に三塁まで走者を進めたがあと1本が出ずに先制ならず。

【4回】
KIAは先頭3番のチャンソンホ(張盛好)が四球で出塁し、4番のホンセワン(洪世完)の二ゴロでエンドランを仕掛けていたので一死二塁と思いきやチャンソンホが一挙三塁を目指す意表をつくプレーを敢行!
しかしながらトゥサンの二塁手コヨンミン(高永民)の落ち着いた判断で三塁へ送球し、チャンソンホはタッチアウト。これは流れを変えるプレーでしたね。

その裏トゥサンは簡単に二死を取られるがそこから粘りを見せる。6番イムジェチョル(林載哲)が四球で出塁し、即座に盗塁。7番ソンシホン(孫時憲)がレフトへ二塁打を放ち先制する。よどみない攻撃だった。

【5回〜7回】
KIAは5回に満塁のチャンスを迎えるが、サードゴロでチャンスを潰す。6回も走者を出すも生かせない。
トゥサンはKIAの二番手投手キムジンウを打てない。7回まで3人で片付けられる。試合展開が早い事、早い事。

【8回〜9回】
KIAは8回に先頭打者のイジョンボム(李鍾範)が死球で倒れる。倒れ方が痛そうだったから交代するのかと心配したが、試合に出場し続ける。素晴らしい限りだ。
ただ、トゥサンの小刻みな継投の前にあと1本が出ない。
二塁手コヨンミンがライトに抜けそうなゴロをもぎ取ったファインプレーが大きかったでしょうね。
トゥサンは相変わらずの三者凡退。5回以降は完璧に抑えられていた。
KIAとしては投手が最低失点で踏ん張っていたが、それに答えることができず試合終了。

トゥサンの勝利で試合を終えた。

ちなみに試合内容はスポーツチョソン(朝鮮)のホームページが非常に判りやすく記載されているのでそちらを参照していただければと。ハングル読めない人も頑張ってみてください。
URL:http://sports.chosun.com/sports/baseball/result/scorecard/20060714a.html

両チームの応援団もそれ程多くの人数がいたわけではないが、大いに盛り上がっていたように思える。しかもKIAの方が多くいたような気がしてます。
元中日のイジョンボム(李鍾範)も元気にプレーしていて良かったです。週べ情報によると二軍に落ちていると聞いていたけど一軍に上がっていたみたいですね。
投手は両チームとも良いピッチングをしていたと思うのですが、個人的に今日のMVPはトゥサンのコヨンミンに与えたいです。
4回の好判断と8回のファインプレーは大いにチームを助けたと思いますしね。

お互いノーエラーで1対0の好ゲームでした。今日も野球を満喫できて大満足の野球観戦でした。

流石に明日は天気が悪いし、観光地巡りだろうからもう野球観戦はしないでしょうね。

-以上-

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